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オウンドメディアでKPI・KGIが重要なのはなぜ? 意味や2つの違いを解説

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オウンドメディアを運営する目的を達成するためには、目標とする数値を定めることが重要です。

そのときの具体的な数値目標として「KPI」「KGI」という、2つの指標があります。

本記事では

  • KPIとKGIとは何か
  • オウンドメディアでKPIとKGIを設定するメリット
  • オウンドメディアにおけるKPIとなる指標
  • オウンドメディアでKGIとKPIを設定する手順
  • オウンドメディアでKGIとKPIを設定するときの注意点
  • オウンドメディアでKPIとKGIを分析するときに使える無料ツール

        について紹介しています。

        「KPIとKGIって何?」という人から「KPIとKGIを設定する重要性は知っているけれど、その設定手順や注意点について知りたい」という人にまで役立つ情報を載せているので、ぜひ最後まで読んでみてください。

        KPIとKGIとは

        「KGI」や「KPI」とは、どのような数値目標なのでしょうか。

        こちらでは、それぞれの意味と違いについて解説していきます。

        KGIとは?

        KGIとは、Key Goal Indicatorの略で、「特定の期間において、最終的に達成する具体的な目標値」のことです。

        例えば

        • 売上を前年度比150%アップさせる
        • 求人への応募数を前年の3倍にする

          のようなものが挙げられます。

          KPIとは?

          KPIとは、Key Performance Indicatorの略で、「目標を達成するまでの途中段階で通過しておくべき目標値」のことです。

          具体例を挙げるなら、以下のようになります。

          KGI:年間売上を前年の1.5倍にする

          売上とは、単純に考えれば「顧客の購入数×商品の価格」なので、取れる対策としては

          • 客単価を上げる
          • 集客数を増やし、購入者数を増やす
          • 成約率を上げる

            のどれかを単体で取り組むか、2つを同時進行するかになります。

            そのため、KPIとしては

            • 毎月、前年の月の1.5倍の売上を作る
            • 毎月購入される数を1.5倍にする

              といったものが考えられるでしょう。

              KGIとKPIの違い

              上記の内容で違いは分かったかもしれませんが、「KPIを達成していった先にあるのがKGI」ということです。

              下のような図を想像してもらえると、分かりやすいかもしれません。

               

                  <10000(人)×1000(円)×0.1 = 100(万円)>

               

              KGI1つにつき、KPIがいくつかあって、それぞれのKPIをクリアしていくことで、KGIが達成されます。

              KPI・KGIを設定する2つのメリット

              KPIとKGIを設定すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。

              ①チームメンバー共通の目的意識として共有できる

              オウンドメディアは、KGIを達成できるまで時間がかかります。

              そのため、途中で達成すべき指標としてKPIを設定しておき、一緒に運用しているチームメンバーの中で1つの共通した目的にします。

              ②今後のオウンドメディア運営にとって貴重なデータになる

              KPIとKGIを達成できたとしても、達成できなかったとしても、オウンドメディアを運営するうえでは、どちらも重要なデータです。

              そして、目標を目に見える数値という形で定めることで、達成・未達成の要因を探りやすくなります。

              要因を分析し、次回以降のコンテンツ作成やオウンドメディアのデザイン変更などに役立てましょう。

              オウンドメディアにおいてKPIとなる指標

              メリットが分かったところで、オウンドメディアでKPIを設定する時は、どのようなものを指標とすればよいのでしょうか。

              こちらでは、オウンドメディアでKPIとなる指標を7つ紹介していきます。

              ①ユニークユーザー数

              1番分かりやすい指標として挙げられるものは、オウンドメディアを訪れた人の数である「ユニークユーザー数(以下、UU数と表記)でしょう。

              オウンドメディアを訪問するユーザーがいなければ、売り上げや認知度のアップにつながりません。

              UU数は、同じ人が何度も訪問しても1と数えられるため、純粋なユーザーの数として見ることができます。

              ②成約率(CV率)

              次に指標となるものは、オウンドメディアを訪問したユーザーの何%が商品の購入に至ったかを表した「成約率(以下、CV率と表記)です。

              オウンドメディアのUU数がどれだけ増えても、最終的な目標につながらなければ意味がありません。

              たとえ、UU数が100万人のオウンドメディアでも、CV率が0%であれば結果にならず、費やした苦労は水の泡です。

              仮に1000人のUU数であっても、CV率が1%でもあれば、上のオウンドメディアよりも結果を出せていることになります。

              ③コンテンツの閲覧数

              オウンドメディア内にあるコンテンツを見てもらえた、という閲覧数も指標になります。

              コンテンツの閲覧数は、ユーザーのニーズに直結します。

              オウンドメディア内のコンテンツが見てもらえないということは、ユーザーに求められていないコンテンツを更新し続けているということです。

              ④SNSのシェア数

              認知度のアップをKGIにしているのであれば、SNSへのシェア数も指標となります。

              SNSは気軽にシェアができるため、幅広い層へのリーチが可能です。

              「新規ユーザーの獲得」や「新サービスが広まる」ことを目的とするのであれば、SNSのシェア数をKPIとしましょう。

              ⑤検索順位

              オウンドメディアで目標としたいのは「競合他社よりも自社のオウンドメディアが評価される」ことです。

              その評価の指標となるのが「検索順位」です。

              検索順位は、企業の信頼性などの複雑な要素が混ざりあって構成されているものなので、順位が低いからといって評価されていない、というわけではありません。

              しかし、できるだけ上位に表示されれば、UU数の増加や信用度のアップにもつながるので、オウンドメディア運営に慣れてきた際は、KPIとして設定してみてください。

              ⑥広告以外からの流入数

              クリック型やリスティング型の広告からの流入は、オウンドメディアが知られていない段階では、貴重なものです。

              しかし、せっかくオウンドメディアとして運営しているのであれば、ふと検索した人が見つけるコンテンツを目指さなければいけません。

              その段階での指標となるのが「広告以外からの流入(=自然流入、と呼んだりします)数」です。

              検索順位が高くない場合でも自然流入は起こるので、1つの指標として注目しておきましょう。

              ⑦コンテンツの配信数

              オウンドメディアの初期段階では、上記6つの指標は参考にできないこともあるでしょう。

              そのときの外的なものに左右されない自社内だけの指標として設定できるものが「コンテンツの配信数」です。

              競合他社がどのくらいコンテンツを作っているかを確認し、自社ではどのくらい作る必要があるのかを考えます。

              ここで注意したいのが、数を追いすぎて質が落ちてしまうこと。質を担保したうえで、コンテンツの数を増やしていきましょう。

              KPI・KGIを設定する手順

              KPI・KGIを設定するためには、どのような手順で進めていけばよいでしょうか。

              こちらでは、各手順ごとにどのような取り組みをすればよいのか解説していきます。

              1.KGIを設定する

              まず、設定すべきものは『KGI』です。

              先ほども少し説明しましたが、KGIは「ある期間における最終的な目標値」です。

              終わりが決まっていなければ、それまでの過程ですべきことが決まりません。

              1ヶ月・半年・1年・3年など、達成した目標によって期間はバラバラです。

              しかし、長すぎると時代の変化や会社の状況などの外的要因による影響を受けるかもしれません。

              長期間の取り組みが必要な場合、例えば、「現状の年商1000万円から年商10億円」のようなKGIであった場合は、まず「年商1000万円から年商5000万円」を最初のKGIと設定しましょう。

              2.KPIツリーを作成する

              KPIツリーとは、以下のような図のことをいいます。

              状況:KGIは「100万円の売り上げ」 / 商品の価格は1万円 / 黄色い枠のものはKPI

              実際に作るときは、もっと複雑な要素が組み合わさっており、KGIからいくつものKPIが派生していて、そのKPIを達成するために必要な条件があります。

              KPIの足し算と掛け算をして、徐々にKPIを実現していき、KGIを達成していきましょう。

              3.仮説を立てる

              KPIツリーの作成ができたら、「なぜこのようなKPIにしたのか」という理由になる仮説を持っておきましょう。

              例えば、「現状:公開しているコンテンツの平均UU数が50人→仮説:コンテンツを20個公開すれば1000人にみてもらえるのでは?」といったようなものです。

              仮説がなければ、KPIを設定しても詳細なデータの分析ができません。

              4.KPIが達成されていなかった場合は再検討する

              KPIが達成されなかった場合は、以下のようなことが考えられます。

              • 無理な数値をKPIに設定してしまっていた
              • 仮説が間違っていた
              • 仮説はあっていたが、別の要因にジャマされてしまった

                上記のような検証を行うことで、どんな結果であっても今後のオウンドメディアの運営に活かせます。

                KPIが達成されずにKGIが達成されてしまった場合も、KPIが間違っていたことになるので、次回以降のKPI設定では同じミスをしないようにしましょう。

                KPIとKGIを設定する上で気を付けるべき3つのポイント

                オウンドメディアでKPIとKGIを設定するときは、以下の3つのポイントに気をつけましょう。

                運営チームなどの限られた部署だけで設定しない

                KPIやKGIは、オウンドメディアを担当する部署(マーケティング部や広報部など)だけの取り組みで達成できるものではありません。

                営業やインサイドセールスなど、さまざまな部署の協力があって、はじめて達成できます。

                KGIやKPIを設定するときは、オウンドメディアに関わりがありそうな人たちを集めて話し合い、その人々が共通の認識を持った状態で活動できるようにしておきましょう。

                数値の設定の仕方に注意する

                KPIとKGIを設定するときは、「SMARTの法則」を使って、数値を設定するようにしましょう。

                SMARTの法則とは、Specific(はっきりとしている)・Measurable(測定できる)・Achievable(達成できる)・Relevant(方向性などが適切)・Time-bound(特定の期限がある)を省略したものです。

                このSMARTの法則を基に数値を設定することで、より実現可能で具体的な数値として考えられます。

                「今年度は◯円の売上を達成」だと、目的がボヤッとしすぎていて「どんな取り組みから始めればいいのだろう?」となってしまいます。

                この目標にSMARTの法則を加えれば「今年度は新商品の〇〇を目玉商品にして△個を売り、□円の売り上げを作る」といったものになるでしょう。

                すると

                • 消費者に目玉商品だと感じてもらうためにはどのような広告を打てば良いだろうか
                • △個売るためには、何人の顧客にみてもらう必要があるのだろうか

                  といった考えが生まれやすくなります。

                  段階に合わせたKPI・KGIを設定する

                  KPIで重要なのは、段階に合わせたものを設定することです。

                  始めたばかりの段階で、KGIを「UU数を◯人」、KPIを「自然流入者数△人/広告からの流入者数□人」などに設定しても、到底達成できません。

                  また、軌道に乗ってきている段階で、KGIやKPIを消極的な数値にしてしまうとチームの指揮を下げることになりかねません。

                  現在のオウンドメディアの段階を確認しながら設定していきましょう。

                  オウンドメディアでKPI・KGIを分析する上で使えるツール3選

                  ここまで読めば、「オウンドメディアを運営するうえで、KPIとKGiを設定することは重要だ」ということは理解できたのではないでしょうか。

                  しかし、KPIやKGIの数値となるものは多種多様で、一括で管理するのは難しいというのが正直なところです。

                  そのため、設定したKGIやKPIを、分析ツールを使って確認していくようにすると便利です。

                  こちらでは、代表的なものを3つ紹介します。

                  Google Search Console

                  Google Search Consoleは、サイト全体やコンテンツごとなど、オウンドメディア全体〜細部までの効果を数値として表示できる分析ツールです。

                  オウンドメディア初心者でも使いやすいシステムで、KPIとKGIを活用するなら入れておきたいツールとなっています。

                  公式サイトはこちらです。

                  Ptengine

                  Ptengineは、訪問者数・UU数・ページ閲覧数・再訪問率・滞在時間などの数値を一枚のレポートとして見ることができるツールです。

                  Ptengineの特徴としては、数値と一緒に「ヒートマップと一緒に確認できる」ことが挙げられます。

                  どの部分がユーザーに注目されているのかが色で表示されるので、オウンドメディア初心者でも直感的に分かりやすいでしょう。

                  ただ、無料で使用できるのは月間25000PVまでなので、軌道に乗ってきた段階では有料プランに切り替える必要があります。

                  公式サイトはこちらです。

                  GRC

                  GRCは、検索キーワードにおける順位を調査できるツールです。

                  このサイトに「上位を取りたいキーワード」と「自社オウンドメディアのページURL」を登録しておけば、順位の変動がグラフで表示されます。

                  「なぜ順位が変動したのか」を具体的に分析できるツールになっているので、「検索順位を追いたいけれどいちいち検索するのは面倒」という人には特におすすめです。

                  公式サイトはこちらです。

                  まとめ

                  本記事では、オウンドメディアにおける「KGI」と「KPI」の重要性や設定するうえでの注意点などを解説しました。

                  オウンドメディアにおいて、目標の設定は漠然としたものになりがちです。

                  そのため、具体的な目標数値として「KGI」と「KPI」を設定することで、チームとしての明確な共通目標を持つことができます。

                  オウンドメディアで結果を出したいのであれば、きちんとした「KGI」と「KPI」を設定しましょう。

                  この記事の監修者

                  マトレル ナレッジ運営

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